キムラタン保育園 (定員数19名 /神戸元町北)
施設種別 企業主導型保育園
成果 保護者からの評判UP保育・教育の質向上先生間のコミュニケーション改善
この事例の要約
コドモンと連携しているサービスを活用して、コドモン導入だけにとどまらずICT化を進めている施設さまにお話を伺いました。今回は、コドモンと連携している着衣型午睡センサー「cocolin (ココリン) 」を活用して 保育士の業務省力化に取り組んでいるキムラタン保育園の事例のご紹介です。(キムラタン保育園はココリン提供会社のキムラタン社が運営する保育園であり、はじめてのコドモン⇄ココリン連携利用施設です)。
開園にあたり、職員の出退勤や園児の登降園管理を簡単にしたいと思い、ICTの導入を検討しました。コドモンは職員や保護者さま一人ひとりの携帯にアプリを入れる必要がなく(※)、カードでタッチするだけで出退勤や登降園打刻が完了、どなたでも簡単に操作できるということが導入のポイントになりました。またタッチした内容はそのまますぐにシステムに反映されることで、保護者さまへの請求業務も導入当初から問題なく行えてすごく助かっています。またそれ以外の機能でも、コドモンは一つひとつが保育の現場に沿った形で作られているので、これまで紙媒体で運用していたものも少しずつコドモンに移し替えていっています。今では保育園運営に欠かせないツールです。※登降園時刻の通知や保護者連絡を利用される場合は、保護者アプリのダウンロードが必要です。
ココリンの午睡チェック情報が簡単にコドモンの午睡チェック表に連携され、ひとつのツールのように運用できるようになった点です。
ココリンは肌着タイプのスマートウェアにセンサーを取りつけることで、うつぶせ寝や体動を検知するIoTツールです。当園では午睡のときだけでなく、終日この肌着を着用させています。ココリン導入当初はコドモンと連携がされていなかったので、園児情報やクラス情報など同じような内容をそれぞれで二重管理する必要がありました。連携可能になったことで、コドモン側を変更すればココリン側に簡単に同期されるようになり、これまでの煩わしい問題からも解放されました。午睡の見守りは従来通りココリンを使っての安心見守りを継続しています。
もともと園児の午睡見守りは、保育士のみでできると思っていましたし、スマートウェアということに違和感もありました。ですが、私たち保育士は大切なお子さまを預かっていますので、万に一つでもあってはならないと、より安全性を高めるために導入しました。特に乳幼児は体調の変化も激しく、年齢的にも私たちに“伝える”ということが難しいので、こういった一日の体調の見守りをしていることで保護者さまにも安心感を持っていただけているように思います。実際、保護者さまにココリンをご説明すると、「素晴らしいですね」とおっしゃることは多いです。
寝ている姿勢の自動記録やうつぶせ寝の自動検知により、自分たちの目とIoTツールとの二重チェックができ、園児へのより高い安全と保育士の負担軽減につながっています。ココリンは、園児の体調を終日見守れますので、午睡中にストレスアラートが鳴り、なぜだろうと気にかけていると、夕方に熱が上がってきたことがあります。衣服内の体表温度もわかるので、体表温度が上がったときは「外が熱かったのかな、食事をしたからかな?」と保育士で声を掛け合っています。夏場の水遊び後は、ほとんどの園児の体表温度が1~2度下がって表示されます。エアコンや外気温との差で身体が冷えているのが数値でわかりますので、水遊び後は、身体を少し温めてあげるようにしています。保育士同士のコミュニケーションが増え、事故を未然に防ぐ、見守りへの意識が高まったと感じています。
今までの保育士の一日の動きを変えずに見守りツールを活用する方法を保育士同士でよく話し合い、意見を取り入れた点です。例えば、iPadタブレットの配置やセンサーを取り付けるタイミングを保育士の一日の動線上に組み込んでいます。他には、入力漏れがないように、丁寧にチェックするように気を付けています。業務が簡略化されている分、そこだけはしっかり確認するというポイントを押さえるようにしています。
当園では、今後も積極的にICT・IoT化を進めようと思っています。省力化が進むことで、その分、園児と接する時間が増えています。園児、保護者さまとのコミュニケーションを大切に、業務の省略化が進む今だからこそ、何を大事にするのかを分けてしっかり考えないといけないなと自分達にも言い聞かせています。どんなに優れたツールにも同じことが言えますが、新しいことをするにはある程度、時間も労力もかかります。ですが、慣れてしまえばいろいろな書類に手書きで記入するよりは簡単で効率も高まりますし、二重チェックをすることで園児の安全につながります。導入後のメリットの方が大きいので、前向きに取り組んでほしいと思います。
「cocolin(ココリン)」についてのご案内は、提供元の株式会社キムラタンより行います。
ご興味のある方は、下記のお問い合わせフォームよりご依頼ください。