園長会での動画視聴がきっかけで市全体にオンライン研修の利用が広がりました

新潟市こども未来部幼保支援課 新潟県新潟市

施設種別 自治体・公立施設

サービス 保育研修

成果 保育・教育の質向上

この事例の要約

  • 時間と場所にしばられず、さまざまな分野の研修を受けられる点に魅力を感じ、ICT導入とあわせて活用を始めた
  • 園長会で研修動画を視聴したことで、各施設での活用が広がった
  • 研修を受講した職員数が増えたことで、共通認識を持って保育に臨めるようになり、園全体の保育の質が向上
  • くり返し研修を受けることで学び直しができ、さらなる学びの意欲にもつながっている

オンライン研修サービス「コドモンカレッジ」を活用されている新潟県新潟市。最初は研修担当の指導保育士が中心となり導入を推進し、園長会での研修動画の視聴をきっかけに、市立園全体に利用施設が広がっていっているそうです。コドモンカレッジの活用にいたった経緯や利用方法、実際に使っている施設の反応について、新潟市こども未来部幼保支援課の大久保さま、吉川さまにお話しをうかがいました。

園長会での視聴から各園での活用に広がった

コドモンカレッジを使い始めたきっかけを教えてください。

大久保さま:新潟市の市立保育園では、各区に指導保育士を配置し、研修の企画・立案・実施を行っています。また、私立保育園、認定こども園、認可外施設も含めて、市全体の合同研修の機会を設けています。私や吉川さんなどの自治体職員や指導保育士がテーマを設けて講義をしたり、大学教授や保育の専門家の先生をお招きし研修を実施していましたが、内容が適切かどうか不安がありました。

ICTシステムの導入を検討している段階から、コドモンカレッジの話は聞いていました。オンラインで受講できるので、新潟にいながらさまざまな研修が受けられる点に魅力を感じ、ICTシステム導入とあわせて利用したいと考えていました。

吉川さま:実際に、ICT導入後すぐに各園にコドモンでオンライン研修が受けられることを伝え、使用を呼びかけました。その後、コドモンカレッジで学んだ先生たちに、特によかった動画をピックアップしてもらい、園長会で見ていただく機会を設けました。そこで、参加された園長や主任保育士にコドモンカレッジのよさを実感いただけたことで、その後の各施設での活用が広がっていきました。

利用するにあたって、なにかルールなどは決めましたか?

大久保さま:コドモンカレッジを利用する上でのルールは特に設けていません。特別な準備などもありませんでした。サービスの存在は園に伝えていましたが、どのように活用するかはそれぞれに任せています。

使い方は各園に任せられているんですね。それぞれどのように活用されていますか?

吉川さま:各区の園長会で活用方法について聞いたところ、ヒヤリハットなど安全管理の認識を合わせるために、コドモンカレッジを活用している園がありました。また、熱中症やSIDS予防など季節に応じて「いま学んでほしい」研修をみんなで見ているという園もあれば、職員の自己研鑽の一環として、どの研修を受けるかは各自に任せているという園もありました。
また、1研修あたり10分程度で学べて確認テストができる「自学自習モード」を活用している園もあります。

コドモンカレッジの研修を年間研修計画に組み込んでいる園や、そのときどきの困りごとにあわせて動画を視聴している園もあると聞きました。こういった、園ごとに工夫している活用事例を共有することで、今はまだコドモンカレッジを使っていない園でも、活用が広がっていけばいいなと思っています。

研修を視聴する時間や場所も園によってさまざまなのでしょうか?

吉川さま:そうですね。スキマ時間に見ることが多いと聞きます。ノンコンタクトタイムや午睡の時間を活用することが多いそうです。また、土曜保育のときなど園児数が少ない時間を活用するという園もあります。

新潟にいながら、全国さまざまな分野の専門家の話を聞くことができる

コドモンカレッジを活用して、なにか変化はありましたか?

吉川さま:時間や場所の制約がある集合研修だと、職員全員で参加することが難しく、以前は研修に行ける人が限られていました。コドモンカレッジは、各自の都合のよい時間にオンラインで受講できるので、みんなが同じ研修を受けながら保育に臨めるようになったようです。

大久保さま:講師も以前は地元の先生を招いて話していただいていましたが、コドモンカレッジを使い始めてからは、場所にしばられることなくさまざまな分野の専門家のお話しを聞くことができるようになりました。新潟にいながら、著名な講師の研修を受けることができるんです。
また市の担当としては、これだけ広く活用されているサービスだからこそ「研修で語られている内容は新潟だけではなく、全国的に必要とされていることです」と打ち出すことができるようになりました。

使っている施設からは、ほかになにか反応はありましたか?

吉川さま:「繰り返し何度も見れて、施設内で受講できるのがいい」という感想や「パソコンだけではなく、タブレットやスマートフォンでも見れるので、保育について少し気になったことがあったときに、すぐに確認できる」といった声がありました。
ほかにも、施設からは「手遊びの動画を見て、こどもとの関わり方を考えている」という話や、「教育担当の方が、保健衛生・安全対策の動画を繰り返し見て、指導に活かしている」という話も聞きました。

大久保さま:市では、いつも園長会・主任会が終わったあとにアンケートをとっているのですが、そこでよかったこととして、1番目や2番目に「コドモンカレッジの研修」をあげてくださる先生が多いです。
特に最近は、「もともと知っていた内容でも、改めて研修を受けることで学び直しができた」、「自分たちだけではなくて、園のみんなにも知ってほしい」、「ほかにもいろいろな動画があるので見てみたい」といった声があがるようになりました。園の先生方にとっても、コドモンカレッジの存在が学びの意欲が広がるきっかけになっているのではないかと思います。

吉川さま:私たちは、正規職員も会計年度任用職員もみんな同じこどもに接する先生だと考えています。これは園の先生たちも同じ考えで、雇用形態を問わず、園全体で保育の質を上げていこうという思いが園長の間で高まったからこそ、手軽に見れて、内容が充実しているコドモンカレッジが選ばれているのだと思います。

ありがとうございます。今後も保育の質向上に貢献できるよう、研修を企画していきたいと思います。

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