「保育ICTラボ」事業は、保育ICT環境の整備におけるロールモデルとなる事例を創出し、さらに、こうしたロールモデルを他の自治体へ広く周知することで、保育現場がICTの活用による業務負担の軽減や保育の質の向上といった効果を、実感をもって理解できる機会を提供するとともに、働きやすい職場環境の実現を通じて、将来保育士を目指す若者への魅力発信にもつなげていく事業です。
全国の複数拠点において、民間事業者が自治体と連携し、以下の3つの取り組みをパッケージとして実施するモデル事業(保育ICTラボ)に対し、こども家庭庁がその経費を支援するものです。
一定の地域内にある先端的な保育ICTを実践している保育所等について、実践公開や導入効果の最大化等を通してショーケース化する取り組みに対する支援を行う。
ICT導入に関する技術的なサポート対応や、保育施設等においてICT推進のコアとなる人材の育成、ICT活用に当たっての伴走支援を行う外部人材の派遣に係る経費に対する支援を行う。
包括的なICT化の取り組みを行っている保育施設等や自治体間のネットワーク形成、こうした取り組みの社会的気運を醸成していくための普及啓発に係る経費(自治体内における先端事例の横展開、全国的な先進自治体・施設間のネットワーク形成・情報交換等)に対する支援を行う。
コドモンは全国22,000以上の保育・教育施設におけるICT導入を支援してきた実績を活かし、保育・子育て支援の分野において、複数の自治体や保育施設の皆さまと連携しながら、上記①〜③の取り組みを進めていきます。
2025年度は、茨城県つくば市と大阪府豊中市とともに、ICTを活用した実証的な取り組みを進めてまいります。
つくば市では、「安心の子育てができるつくば」の実現に向けて、ICTへの苦手意識が強い園でも参考になるモデル園を選定し、伴走支援を通じて先進的な取り組み(ショーケース)の創出を行ってまいります。
また、ICT活用における心理的・スキル的な障壁の解消を目的に、市内複数園のICT化の支援と、人材育成に取り組みます。さらに、モデル園の事例を広く展開し、ICT導入や活用への意欲を高めるきっかけとなるイベントを開催することで、園同士のネットワーク形成や普及・啓発にもつなげていきます。
豊中市では、「子どもたちの笑顔あふれる未来」の実現に向けて、さらなるICT導入の促進と、データ利活用の幅を広げることで、保育の質の向上や保育者の業務負担軽減を一層推進してまいります。具体的には、ICT導入・活用の推進によってデータ取得の基盤を整備し、保育の質の向上に資するデータ活用事例の創出に取り組みます。
また、そのICT導入効果を最大化する取り組みを、先進事例として広く展開し、データ活用の価値を示すことで、未導入施設の導入意欲の喚起にもつなげていきます。
コドモンでは、保育ICTラボ事業での実践を通じて得た知見を活かしながら、全国の保育・教育施設および自治体担当者のみなさまの相談にお応えしています。
「うちの施設ではどうだろう?」「ICT導入に向けて、何から考えればいいのだろう」など、疑問や不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。 ご希望に応じて、他施設の導入事例もご紹介します。
株式会社コドモン 自治体施設用コドモン導入窓口
TEL:050-2018-3197(9:00~18:00 土日祝除く)
mail:ict@codmon.co.jp
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