【茨城県つくば市】保育ICTラボ事業における実践事例のご紹介 ~「保育ICTの導入・利活用に向けた地域伴走支援モデル」とは?~

保育ICTラボ事業 保育

「保育ICTラボ」事業は、保育ICT環境の整備におけるロールモデルとなる事例を創出し、さらに、こうしたロールモデルを他の自治体へ広く周知することで、保育現場がICTの活用による業務負担の軽減や保育の質の向上といった効果を、実感をもって理解できる機会を提供するとともに、働きやすい職場環境の実現を通じて、将来保育士を目指す若者への魅力発信にもつなげていく事業です。(保育ICTラボ事業の詳細はこちらから)。

■茨城県つくば市
・茨城県南西部に位置
・人口:約26万人(2025年4月1日時点)
・市内保育施設:約300施設
・市は「業務核都市・国際会議観光都市」に指定され、筑波山や霞ヶ浦を生かした観光促進や、海外との学術交流へ注力

「保育ICTラボ」事業におけるつくば市の取り組み

つくば市では、保育現場の働きやすさを実現し保育士を確保するためには、ICTの活用が不可欠と考えています。しかし現状では導入が進まず、支援の仕組みが求められています。

保育ICTの活用推進に向けて、当社の豊富な導入・支援実績(675自治体、6,361施設)を活かし、ICT未導入園の導入検討促進と、ICT低活用園の効果最大化を図ります。

■取り組みの3つの柱

①ICT未導入園にも導入園にも参考になる2つのモデル園の創出
ICTの活用状況に応じた2タイプのモデル園を創出します。

・ベーシックモデル園:ICT未導入園にコドモンの基本的な機能(登降園・午睡・請求など)をゼロから導入しその効果や過程を記録します。これからICTの導入を検討する園のロールモデルになることを目指します。

・アドバンスモデル園:既にコドモンを十分に活用している園に、職員間チャット(せんせいトーク)・AI写真販売(せんせいフォト)・午睡IoT(株式会社キムラタン社cocolinとのAPI連携)の3つの機能まで活用幅を広げ、その効果や過程を記録。既にICTを導入している園にとって、さらなるICT化を進める際のロールモデルです。

② ICTに漠然とした不安を感じている園を支援する仕組みづくり
知識がない、相談先がないことで、ICTに漠然とした不安を感じている保育施設を支援する仕組みのあり方を検証します。具体的には以下のような取り組みを実施します。

・つくば市内の複数園に対してICT化を支援する巡回支援員を派遣
・チャットアプリを用いた個別相談窓口の設置
・園の都合に合わせて視聴できるVOD型ICT研修動画(コドモンカレッジ)の提供

③保育士同士、自治体同士の情報交流機会を設ける
地域に根ざした実践的な取り組みを全国の自治体や市内外の保育施設へと水平展開します。
そのために、

・ICT未導入園と既にICTを導入されている園の交流を促すICT協議会の開催
・成果報告会を通じた市内外への、定量・定性両面での成果発信
・当社媒体やメディア媒体を用いた発信

などを行う予定です。

実際の取り組み事例①:社会福祉法人稲田福祉会 さくら学園保育園

さくら学園保育園は基礎モデル園として、コドモンの基本機能(登降園・午睡・請求など)をゼロから導入し、運用に向けて進めています。

実際の取り組み事例②:社会福祉法人知覧中央福祉会 東岡保育園

東岡保育園は応用モデル園として、すでに利用中のICTに加えて、業務連絡ツール・AI写真販売・午睡IoTなどを含む先進機能の活用を進めています。

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