同じ研修動画を見ることで先生同士の話し合いが活発に。学びの実践とコミュニケーションが深まっています

保育園コスモス 職員数18名 / 神奈川県厚木市

施設種別 認可保育園

サービス 登降園管理請求管理保護者連絡帳票作成シフト管理ホームページ作成写真共有・販売保育ドキュメンテーション午睡チェック園児 / 職員募集連携サービス保育研修

成果 保護者からの評判UP事務の省力化手書き業務の削減保育・教育の質向上先生間のコミュニケーション改善施設状況の見える化

この事例の要約

  • 2か月に一度の園内研修で動画の視聴と意見交換を実施している
  • 必要なタイミングで学ぶことで、実践に結びつきやすく、効果を実感
  • 意見交換を通じて、日常のコミュニケーションも活発化している

「やってみよう!Let’s do it」を合言葉に主体的な保育を実践する保育園コスモスでは、職員が主体的に学べる環境づくりの一環として、コドモンカレッジの研修を園内研修で活用し、研修に参加した職員全員で視聴しています。コドモンカレッジの保育研修を積極的に活用されるようになった経緯とその効果について、代表の安立さまにお話をうかがいました。

同じ研修を見てから意見交換することで、職員同士のコミュニケーションが活発化

コドモンカレッジ利用のきっかけを教えてください。

まずはコドモンのICTサービスを使いはじめたところからです。2021年4月から導入しました。それ以前は他のICTを使っていたのですが、資料作成や業務の重複も多く、保育士の業務負荷を少しでも減らしたいと思い、園長がずっと気になっていたコドモンを導入しました。
導入にあたり、活用支援のオンラインセミナーの動画をご用意いただきました。とてもわかりやすい動画で、職員全員と共有したいとご相談したところ、録画動画を送っていただけたので、職員みんなで視聴しました。業務が省力化できるのであれば少しでも早く業務に取り込みたいと全員が思っていたこともあり、視聴後の意見交換も活発に行われました。
いま、保育園コスモスでは同じ動画を見て先生同士が活発に話し合い、意見する習慣がありますが、それはこの経験からはじまったのかもしれません。
同じ時間に集中して動画を見ることで理解も深まりますし、意見交換することで新たな気づきも得られます。

そうしたなか、同じ年の夏頃にコドモンカレッジがはじまり、動画の選択肢が増え、見る機会が増えました。

もともとコドモンの使い方動画からはじまったのですね!現在はどのようにコドモンをご活用いただいているのでしょうか?

基本的には全部の機能を使っています。
登降園管理、連絡帳、保護者からの連絡、お知らせ一斉配信、アンケート、資料室、写真共有・販売、記録と計画、保育ドキュメンテーション、出退勤管理、園内連絡、シフト管理……これだけ使っていると、日々の保育のなかにもうコドモンが入り込んでいます。仕事によって違うシステムを立ち上げるなどの手間やストレスもなくなり、重複作業も減り、保育ドキュメンテーションなど、流れの中で作成できることも多いのでとても便利です。
コドモンカレッジは、その毎日見るコドモンの画面のなかに入り込んでいるところに、使いやすさがあります。

コドモンカレッジの使い方でいうと、大きく分けて2つあります。1つは、園内研修として職員全員で研修動画を見て語り合うという使い方。もう1つは、職員それぞれがいつでも好きなときに自己のスキルアップとして研修動画を視聴するという使い方です。

それぞれの使い方についても詳しく教えてください。

まず園内研修としての活用からお話しします。
2か月に1回、常勤会議や全体会議をしており、そこで定期的にコドモンカレッジの動画を流し、参加者全員で視聴しています。
動画は事前に職員にアンケートをとって要望が多かったものや、私や園長、主任、副主任が「これはみんなで共有したほうがいい」と思ったものを選んでいます。動画は60分程度なので、そのあとに意見交換をする時間をとるようにしています。

映画を見たときなどもそうだと思うのですが、同じものを見て、感想を言い合うと楽しいじゃないですか。研修も同じで、意見交換をすることでいろんな人の考えが聞けて新たな気づきになりますし、自分はこう思ったけどこの人はこうなんだ…と職員同士で性格や考え方を知ることができます。研修で学ぶことはもちろんのこと、この意見交換でコミュニケーションがとりやすくなっていて、そういう面でもプラスになっていると感じています。

研修によってコミュニケーションがとりやすくなる効果もあるんですね!

もともと保育園コスモスは1ルームで縦割りの保育をしているので、先生たちのコミュニケーションがとりやすい環境でもあるのですが、それでも人によっては遠慮することもありました。
会議で先生たちが主体となって発言できる場を設けて、主任、副主任がリーダーとして発言を後押しする働きかけをすることで、より話しやすくなっています。

タイムリーな学びが実践につながることを実感

もう1つの自己スキルアップとしての活用について教えてください。

この活用は、コロナ禍がきっかけではじまりました。それまで保育の世界で在宅勤務は難しいと考えていました。
コロナ禍で濃厚接触者として自宅待機になるなど健康でも出勤できない職員に対して、スキルアップの有意義な時間としてもらうために、1つの方法としてコドモンカレッジを視聴するという在宅勤務を取り入れました。
「家で見てよかった」という職員の声を受けて、私も動画を視聴し、職員全体で共有したものもあります。

先ほどお話ししたように、全体で学ぶことの意義はとても大きいのですが、それ以外にも職員が個人でいつでも、そのとき学びたいものを学べるように環境を整えています。

園内研修での利用ですが、年間でどれを見るか計画を立てていらっしゃるのでしょうか?

4月に年間研修計画はたてていますが、コドモンカレッジの動画のなかで何を見るかまでは決めていません。日時と講師を呼ぶ実践研修のおおまかな内容は決めていますが、コドモンカレッジの動画は、日々の保育の様子を見つつ、タイムリーな話題、そのときに職員に必要なものを検討するようにしています。保育の現場は、日々目まぐるしく変わりますから。

コドモンカレッジのなかで印象に残っている、または実際に実践されている研修があれば教えてください。

仲本美央先生の「絵本から広がる遊びの世界 ~絵本を用いた保育活動を紹介~」ですね。
絵本を読むというのは、保育のなかで当たり前に行われていることです。ただ読むのではなく、子どもたちの心の動きを見ながら読むことの大切さを知り、なにげなくやっていることが目的をもって取り組むことに変わりました。
研修で学んだ内容が保育の現場で生きています。

「子どもを守るアセスメントシートの活用」視聴後は、実際にアセスメントシート(子どもの虐待を予防・早期発見・支援するための評価シート)も購入して、気になることがあったらいつでも取り組めるようになっています。

また、異業種からきた私自身にとっては、幅広い研修をオンラインで受講できることは、専門性の高い保育の世界を学ぶいいきっかけにもなっています。

現場での実践にもつながっているのですね!それは語り合いの効果でしょうか?

「今必要なのはこれだよね」という職員たちの声から動画を選んでいるので、話し合いのなかでどう取り入れるかを真剣に考えられるのかもしれませんね。
もちろんできていないこともありますが「こうやったらいいよね」「こういうふうにやってみよう」と発展させられているので、実践に結びつきやすいということはあると思います。

「やってみよう!Let’s do it」という保育のテーマが、先生たちに浸透していることも影響しているのかもしれません。

すばらしい仕事をしている先生たちに、たくさんの経験と成長ができる環境を

こうした学びの環境をつくった背景についてもお聞かせください。

先生たちに、学ぶことを常に意識してもらいたいと思っています。
私は異業種から保育の業界へ入り、保育の先生たちはすばらしいことをされているのだと心から思いました。
子どものほんの小さな行動を見逃さず、成長ととらえて保護者へ伝え、それをまた保育に活かし、次の成長へとつなげていく。「未来を育てる」、本当にすばらしい職業です。だからこそ、今できることに立ち止まることなく、保育はもちろん保育の枠を超えてさまざまなことを学び、保育のすばらしさ、大切さを発信してほしいと思っています。

そのために、先生たちにはいろんな経験をしてほしいですね。
最近、当園のSDGsへの取り組みが認められ、「あつぎSDGsパートナー」に登録されることになりました。中心になって取り組んでいる先生にも登録式に参加してもらいました。ほかにも、高齢者施設に子どもたちのつくった作品をプレゼントするとき、制作した子どもと先生に届けてもらっています。施設の方々は、本当に喜んでくれます。たくさんの方々からの「ありがとう」「すごいね」という力になる言葉を、先生たちに直接受け取ってもらう。こうした経験は自信につながります。自信は新たな学びと成長につながると思います。

さらに、ここに「知識」が加わることでさらに自信を持てるようになるのではないでしょうか。
保育士の資格には更新という制度がありません。けれど、保育はどんどん変わっていて、学生の頃に学んだことをずっとそのままというわけにはいきません。現場にいるからこそ、新たに学びなおしたことは実践につながりますし、学びはますます深まります。
とはいえ、日々変わっていく新しい情報を職員それぞれが個人で探し、学ぶのは難しいことです。働き始めると勉強する時間がないという声もよく聞きます。だからこそ、仕事のなかで学べる時間を、もっと学びたい人のために個人でも学べる環境をつくる必要があると思いました。

今後コドモンカレッジに期待することはありますか?

コドモンカレッジの中で取得できる資格があるといいですね。
保育園コスモスでは、「こども安全マイスター」をほぼ全員が取得しています。
資格を取得することは、自信につながり、学ぶモチベーションにもつながります。

また、個人で学びたいという意欲が強い職員でも、1時間を確保するのは難しいことがあるので、15分4回シリーズの研修など短い時間で見られる研修があるとうれしいですね。

ありがとうございます、検討していきます!ぜひ今後ともご活用ください!

保育者向けの無料オンライン研修「コドモンカレッジ」
研修動画一覧表
研修動画を視聴いただくには、コドモンアカウントが必要となります。

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